フィリピンはキリスト教(カトリック)信者が国民の80%以上いると言われていて、復活祭であるイースターはとても重要なイベントです。
ちょうどそのイースター期間にセブ島に滞在していたので、サントニーニョ教会でミサにも参加してきました!
キリスト教ではない私たちでも、このイースター期間は特別な日というのを肌で感じる事ができましたよ。
本場のイースターとはどんな感かこの記事で解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
イースターとは?
イースターは1日だけではなくその前から重要な期間になっていて、ホーリーウイーク(聖週間)というようなのですが、2019年はこのような日程になっていました。
4/18(木)聖木曜日(最後の晩餐の日)
4/19(金)聖金曜日(キリストが亡くなった日)
4/20(土)聖土曜日(キリストがお墓に葬られた日)
4/21(日)イースター(キリストが復活した日)
この期間は学校はお休みで、スーパーなどもお休みだったり営業時間が変わったりします。
イースター期間中のセント・テレーズ・チャーチ
セント・テレーズ・チャーチとは、私たちが語学留学中に滞在していた「Tsaiホテル」の裏にある教会です。
ホーリーウイークではなく普通の日の昼間に行くと全く人がいませんでしたが、「最後の晩餐の日」の夜に行ってみると、たくさんの人がいました。
日中よりも夜はライトアップされていて、とても綺麗な教会でした。
▲日曜日のイースターまではキリストや他の銅像も全て布が被さっています。
イースターのパレード
聖金曜日の夜にはパレードがあります。
ホテルのベランダから見ていたのですが、キリストの色んなシーンを再現した像と共にたくさんの人が行進しています。
手にはみんなロウソクを持ちながら更新し、パレードの音楽は生演奏でとても賑やか!
【動画】イースターのパレードの様子 ↓↓↓
▲運んでいる像はこういうもので、キリストが血を流してるものもあって結構リアル。
セント・テレーズ・チャーチ
住所 Edison St, Cebu City, Cebu, フィリピン
URL:https://saintthereselahug.wordpress.com/mass-schedules/
フィリピン最古の教会「サント・ニーニョ教会」
サント・ニーニョ教会はフィリピン最古のキリスト教の教会です。
イースターの日に行ってみましたが、まさにお祭りといった感じで、たくさんの人で賑わっています。
▲最初にローソクに火を灯してお願い事をします
私たちは箱に入っているローソクに、勝手に火をつけて並べてしまったのですが、このローソクはお金を払わないといけなかったようです。
後で学校の先生に教えてもらったのですが「箱にお金を入れる」とのことです。
▲教会の入り口も人で溢れかえってました
教会の中は豪華な装飾で、天井に書いてある絵も素敵です。
この日はイースターなので、像の布は全て取られていました。
▲教会に入るタイミングでミサが始まったので参加してみました
ミサに参加してみたものの、英語やセブ語で何言ってるか分からないし、とにかく長いですね。
立ったり座ったり、聖水を浴びせられたりと、色々ありましたが、教会の暑さにも耐えられず途中退場しました。
40分くらい頑張ったけど終わる気配がなく、教会のミサはいつもこれくらい長いのでしょうか。
それともイースターだから特別拡張版なのかは謎でした。
ミサだけにゴスペルとかあるのかなと期待してたけど、そんなものはなかった。
ニューヨークの教会でゴスペルを聴いた事があったので、教会といえばゴスペルのイメージだったのですが(笑)
こちらは教会の前にあるこの広場は普段は使われておらず、セレモニーの時だけ使う場所です。
教会のミサ中に喋っていた牧師さんはこちらの会場にいたようです。
▲両脇にたくさんの人がいました
フィリピンはいつも道が渋滞しているのですが、このイースター期間はとても空いていていました。
なので色々観光するには最適なのではないでしょうか!
学校の先生の話では、復活の日まではシャワーを浴びない習慣があって、日曜日になるとそれから解放されてみんな海へ行くから海は凄い混んでると言われました。
面白い習慣だと思い調べてみても見つからず、私の英語の聞き間違いなのか、一部の地域だけの習慣なのか。
他の先生に「シャワー浴びないんでしょ?」って聞いたら「いや、私は浴びるよ!」的なことを言っていたので、人によるかもしれません。
サント・ニーニョ教会
住所:Santo Nino Chapel Lane, Cebu City, Cebu, フィリピン
URL:https://santoninodecebubasilica.org/
天井の絵が綺麗な「マゼランクロス」
サントニーニョ教会のすぐ隣にある、キリスト教布教のために訪れたマゼランが建てた、「マゼランクロス」という木製の十字架です。
マゼランクロスは、とても小さい建物の中にありますので、見逃さないよう注意してください。
▲建物が小さいので人口密度高めですよ
これがマゼランクロスですが、十字架よりも天井の絵がとても綺麗で、そちらに目がいってしまいます。
小さいですが、歴史を感じる観光スポットですね。
マゼランクロス
住所:P. Burgos St, Cebu City, Cebu, フィリピン
まとめ:イースターはキリスト教以外も楽しめる
イースターの期間は語学学校が休みだったので残念と思っていたけど、かなり貴重な行事に参加できたので、逆にラッキーでした!
宗教って歴史とか国民性にも関わっているので、とても興味深いですよね。
私は無宗教なので、それぞれの宗教がどんな思想を持っていて、どういう生き方をしているのかとても興味があります。
今回はキリスト教の事を知る、良い機会になったので良かったです。
サント・ニーニョ教会やマゼランクロスは、セブ島におとずれたら外せない観光地ですので、ぜひ行ってみてください!
イースター中やミサの日の教会は混んでますので、教会をゆっくり見学したい方は、ミサがない平日に行くといいでね。