旅行の前に絶対チェックしておきたい!
2020年のバリ島の休日・祝日・イベントをまとめました。
バリ島はインドネシアの祝日の他に、バリ独自の祝日もたくさんあるんですよ!
祝日以外にもオダランなどの宗教行事がた〜くさんあるバリは、旅行中に偶然イベントに遭遇することがあるかもしれません。
混雑する日やお店が閉まってしまう日もあるので、旅行のスケジュールを決める前にぜひ確認してみて下さい!
バリ島はサコ暦とウク暦が使われている
バリ島では一般的なグレゴリオ暦の他に、サコ暦とウク暦という2つの暦があります。
旅行者も外出が禁止されているニュピは、インドから伝わったサコ暦の新年にあたる日です。
古代ジャワから伝わったウク暦は、210日で1年とされていて、ガルンガンやクニンガンなどの大きな宗教儀礼はこのウク暦に従っています。
インドネシアはイスラム教徒が80%以上と言われていますが、仏教やキリスト教を信仰している人もいるため、これらの宗教の代表的な祭日はインドネシアの国全体の祝日となっています。
またその中でもバリ島は、イスラム教ではなくバリ・ヒンドゥー教徒が80%を占めているということもあり、バリ・ヒンドゥー教にのっとったサコ暦とウク暦に基づいたバリ州ならではの祝日も多数あります。
バリ島の祝祭日(2020年)
★黒で記載しているのがインドネシアの祝日
★オレンジで記載しているものがバリ島の祝日
- 1月1日 新年
- 1月25日 イムレック(中国暦新年)*1
- 2月18日 プナンパハン・ガルンガン
- 2月19日 ガルンガン
- 2月20日 マニスガルンガン
- 3月22日 ムハンマド昇天祭*1
- 3月25日 ニュピ(サコ暦新年)*1
- 4月10日 聖金曜日*1
- 5月1日 メーデー
- 5月7日 ワイサック(ブッダ生誕祭)*1
- 5月21日 キリスト昇天祭*1
- 5月22日 政令指定休日*1
- 5月24日〜25日 イドゥル・フィトリ/レバラン(断食明け大祭)*1
- 5月26日~27日 政令指定休日*1
- 6月1日 パンチャシラの日(国家5原則の記念日)
- 7月4日 サラスワティ
- 7月8日 パガルウェシ
- 7月31日 イドゥル・アドハ(犠牲祭)*1
- 8月17日 インドネシア共和国独立記念日
- 8月20日 イスラム暦新年*1
- 9月15日 プナンパハン・ガルンガン
- 9月16日 ガルンガン
- 9月17日 マニスガルンガン
- 9月26日 クニンガン
- 10月29日 ムハンマド降誕祭*1
- 12月24日 政令指定休日*1
- 12月25日 クリスマス
*1 は移動祝祭日です。毎年日にちが変わるのでご注意ください!
特に5月がすごい!
ニュピ(サコ暦新年)の旅行は注意!
ニュピと言われるサコ暦の新年にあたる日は、旅行者も注意しなければなりません。
この日は「悪魔が去るのを瞑想して待つ静寂の日」とされていて、午前5時から翌日の午前6時までの間、一切の外出と電気や火の使用が禁止されます。
なんと空港も閉鎖されてしまい、飛行機の発着ができません。
タクシーなどの交通機関も完全にストップし、レストランやショップなどありとあらゆる施設が休業します。
旅行客も例外ではなく、ホテルの敷地外に外出するのは禁止です。
この日はホテルでゆっくりと静かに過ごしましょう。
その際小さなホテルやゲストハウスは部屋にこもりっきりになってしまうので、施設が充実しているリゾートホテルがおすすめですよ。
また3~4日前から交通規制がかかるところがあり(特に海に向かう道)、かなり渋滞するので遠出するのは控えた方がよさそうです。
ニュピのメリット
ただこのニュピは、デメリットだけはないんですよ。
この時期ならではの楽しみ方もあるので見てみましょう!
ニュピ前日のオゴオゴが観れる
ニュピの前日には、バリ島全体がお祭りムードたっぷり!
悪霊が憑依した巨大なハリボテ神輿(オゴオゴ)を男性陣が担ぎ、伝統楽器カムランの音色と共に街を練り歩く姿が観られるのです。
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そのオゴオゴってやつがこれ。いろんな意味で凄くないですか!?笑
各地区ごとに行うので、それぞれ個性あふれるオゴオゴが観られるはず。
なんだかこれを見ちゃうと、ニュピ目掛けて旅行にいきたくなるのは私だけでしょうか!?
こんな面白そうなお祭り、なかなかないと思う。
19時頃から始まり、沿道はたくさんの人で賑わうんだそうですよ!
ぜひバリの人たちに混ざって一緒に盛り上がりたいですよね!!
正午過ぎからレストランやスーパーなどのお店が閉まり始め、夕方くらいからはオゴオゴ準備のため主要道路が閉鎖されます。
なのでオゴオゴ当日は、遠出せずにホテルから徒歩圏内で移動するのが好ましいですね。
星空が綺麗
ニュピの日は前述の通り、お店や空港などが閉まり、一般家庭でも電気の使用が禁止されています。
外出している人もいないので街が静まり返っています。
そんなニュピの日が「晴れ」ならラッキー。
夜空を見上げると満天の星空が広がっているんだそうです!!
日本では見ることができない南十字星や、天の川や流れ星も見れるかもしれません!
静寂の中で見る満天の星空は、忘れられない特別な思い出になること間違いなしですね。
ガルンガン・クニンガンは大切な祭日
ガルンガンやクニンガンは、いわゆる日本のお盆のような行事です。
バリ・ヒンドゥー教には、すべてのことには両極のものが存在するという教えがあるのですが、これを意識して行われるのがガルンガン。
善の「ダルマ」が悪の「アドハルマ」に勝利したことを記念する日で、神々や先祖の霊が地上の寺院に降り立つと信じられているため、盛大にお祝いをします。
そしてガルンガンから10日目に行われるお祭りがクニンガンです。
この日の正午に神々や先祖の霊が天上界へ帰るとされていています。
ガルンガン前後は閉まるお店が多い
ガルンガンの前後数日間は官公庁、博物館などはお休みです。
そしてウブドエリアはスパやお土産屋さん、レストランなどの個人店は閉まるところが多いので注意しましょう。
ガルンガン当日は、多くの人が参拝に行く寺院は大変込み合います。
綺麗に飾り付けられた寺院や伝統衣装を身にまとった人たちを見ることができるので、観光するには良い時期とも言えますが、現地の人たちの迷惑にならないように節度のある行動を心がけたいですね。
またバリ島南部のクタ・スミニャック・ヌサドゥア・ジンバランなどのエリアを観光する際は、あまり影響がないので意識されなくて大丈夫です。
なぜならそのエリアで働く人は、ジャワ島などから出稼ぎにきているイスラム教徒が殆どなので、バリ・ヒンドゥー教の行事は関係ないのです。
イスラム教行事のイドゥル・フィトリ/レバラン
イドゥル・フィトリは1ヶ月間のラマダン(断食月)の終わりを祝う日で、レバランとも呼ばれます。
イスラム教行事なのでバリ島は関係ないように思いますが、これが結構影響があるんですよ!
ジャワ島から出稼ぎに来てる人が帰省する
ラマダン明けのイドゥル・フィトリから数日間の連休は、バリ島に出稼ぎに来ているジャワ島の人たちが帰省するタイミングなので、バリ島南部エリアのお店は閉まるところが多いのです。
タクシーの運転手もジャワ島出身の人が多いので、なかなかタクシーがつかまらない!ということもあるかも?
バリ島に遊びに来るムスリムも多い
ラマダン明けの連休はムスリムの人たちが休日を利用してバリ島にたくさん遊びにくるので、通常よりも観光地は混雑が予想されます。
インドネシア国内からたくさんの人がバリ島に来るので、いつもとはまた違ったバリの雰囲気になるかもしれません。
まとめ
旅行計画の参考になりましたでしょうか?
インドネシアは色んな宗教の人がいるという事もあり、祝日がたくさんありますね!
特にニュピやイドゥル・フィトリの前後は、旅行者にも影響が出るので注意して下さいね。
あなたに合うベストなタイミングで、バリ島を満喫して下さい♪
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